異国情緒と同時に、親しみやすさを感じる、そんな作品。
作者は、この人、

… ではなくて … こちら
フランツ・リスト。
ピアノ独奏用の作品集の中から、6曲を選んで 管弦楽用にアレンジ。
その際に協力したのが、フランツ・ドップラー。
ピ~ポ~ ピーポー PEOPLE~
ドップラー効果で有名な、クリスチャン・ドップラーとは、もちろん別人。
管弦楽版には、数種類のヴァージョンがあるらしいのだが、
今回聴くのは、これ。

クルト・マズア/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 1984年録音
第1番
原曲14番
第2番
原曲2番。
♪パパーン♪ となると、「ああ 、またか、もう聴き飽きたヨ」と言いたくなるくらい有名。
でも急速部になると … 何度聴いても、やっぱり気分が高揚してしまう。
まぁ、一種の“刷り込み”である。
この後半部のメロディは、ネッケの「クシコスポスト」にも使われ、
「クシコスポスト」は運動会のBGMとして流れているから。
この旋律を聴くと、条件反応としてノルアドレナリンが出てしまうのである。
第3番
原曲6番
第4番
原曲12番。
どうも この4番と、次の5番は、ピアノ版のほうが、スッキリとしていて聴きやすい印象。
管弦楽版は、多彩な変化というか、こまごま し過ぎているというか。
超絶技巧愛好家のリスト先生が、
「あの技法も使いたい、この効果も まだ使ってない」
「せっかく6曲あるのだから、ちがった味付けのアレンジをしたい」
などと張り切ったのではないか、と想像すると楽しい。
第5番
原曲5番
第6番
原曲9番。
出だしの部分を聴いていると、「埴生の宿」(ホーム スウィート ホーム)のメロディを連想した。
♪お正月には凧揚げて~♪(「お正月」)
からの
♪と~し の は~じめ~の♪(「一月一日」)
への連続技
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